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梅仕事二年目、今年は10キロ

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梅仕事二年目。
昨年は小梅をたった二キロで、あっという間に食べ切ってしまったので、
今年は、いつもお世話になっている、熊本の農産物直売所「有機生活」さんから、
無農薬有機栽培の梅を10キロ取り寄せました。

 

仕事道具は、できるだけ増やさないように、
家中からカゴをかき集めて、重石は土鍋の蓋や落とし蓋、
旅行のたびに拾って集めた庭の石を、煮沸して使いました。
瓶だけは新調。大中小(1.8、5.4、9リットル)と揃えて、
使わない時は入れ子にしてコンパクトに収納します。

 

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まずは、追熟する前の青梅で、梅シロップを2キロ仕込みました。
これを水で割って、ペットボトルで凍らせて持ち歩くと、
この炎天下での水分補給もばっちり。

一升瓶いっぱいに上がった梅酢は、ドレッシングなどに。
梅酢でにぎるおにぎりも、さっぱりとして美味しい。
天日海塩で漬けたので、まろやかです。

 

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今年は人手も増えて、梅仕事というより梅祭り!
「いいにおーい!」を連発する子どもたち。
一つ一つヘタを取ったり、ひっくり返して干したり、と楽しそう。
梅干しごはんで夏を乗り切ります。

 

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今朝の朝日新聞一面に「コメ出費、パンに抜かれる」の見出しがありました。
今年の2人以上世帯のコメの購入額が、1985年の約7万5千円と比較して、
1/3の2万7777円に減っているとのこと。その一方、パンは2万8371円、
スーパーやコンビニで買う弁当(おにぎり、すし含む)は過去最高の2万8836円。

ほんの二十数年の間に、「ごはんは買うもの」になってしまいました。
ペットボトルのお茶もしかり。

映画プロモーターの友人みゆちゃんが関わった映画「フードインク」では、
食のあり方についてこんなふうに言っています。
「システムを変えるチャンスが1日に3回ある。世界は変えられる。ひと口ずつ。
変革を心から求めよう。」

日本の農業の、日本の食の、行く末を決めるのは、
今まさに張本人世代を担う私たちの一食一食の消費活動です。

ごはんを炊くのも、お茶を入れるのも、手を動かす時間なんてほんの数分。
シンプルで美しい日本のソウルフードを、いま一度大切にしていきたいですね。

 

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